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ノモンハンの夏★★★★★

『ノモンハンの夏』 半藤一利/文藝春秋/1998年4月
2009年1月読了

ノモンハン事件について知りたいと思ったので図書館行って借りてみた。
ぱっと見、満州とモンゴルの国境紛争なのだが、実際はソ連軍と日本軍(特に関東軍)との戦争だったのだなぁと。事件ではなくね。戦争だこりゃ。
当時の世界情勢を絡めながら書いてあるので非常に判りやすく読めた。著者はヒトラー側の視点、スターリン側の視点からもこの戦争の真相に迫ろうとしている。ほんとおもしろく読めた。

戦い自体は戦車対白兵。鉄の壁に精神力で穴を開けるみたいになってしまって。
結局にっちもさっちもいかなくなって日本軍が撤退するわけです。
それでもソ連軍に対し相当な戦果をあげたみたいです。「神国日本のなせる業」というような言葉はあまり使いたくないんですが、ほんとすごいと思います。神業だと思います。

足りないところを精神力で補うという戦法?は他の戦記物でもよく見受けられる。
こういういくさで死んでいくことは美化されて、都合の悪い戦果については虚偽の報告やら隠蔽やら。
風習だなこれは。習性?ならわし?

このほか興味をひいたのは、国民の総意が日独伊三国同盟締結の方向に向かっていた、みたいなことが書いてあったこと。
同盟反対の立場をとっていた海軍の山本五十六はいつ暗殺されてもおかしくなかったとも記されているし、本人も遺書まで書いたそうな。
当時暗殺ブームみたいのがあったらしいことも窺えた。
邪魔者は暗殺。これってテロ?こんな国だったのか。日本は。。。

んー深い。大戦への道は国民意志だったのかとも思わせる。

それと、今更ながら関東軍は特異な軍だと思った。
関東軍がなければ(著者的には辻、服部がいなければ、といったところか)、などと思うけどそれいいだすと満州国を建国しなければ、とかどんどんさかのぼって、ればればればれば。

要するにだ。敗戦に学べなかった日本がおかしい。やっぱ未だに「事件」としてることに認識の甘さがあるね。
とか、浅はかな知識しかない僕にこんなことを考えさせるわけだから良本です。

作品としてはあともう少し季節感があったらよかったかなと思った。僕的には。


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